教育評論家、子育て専門家の本、Youtubeなどを読み(見)漁り、結局どうしたら良いのかわからない状態になっていませんか?
教育経済学者が科学的根拠(データ)に基づいて「どのような教育アプローチが子どもにとって良いのか」を知るヒントがたくさん書かれています。
我が子への接し方、あってるかな?不安なママさん、パパさんにおすすめです!
本の情報
- 筆者 : 中室 牧子
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/6/18)
- 発売日 : 2015/6/18
- Kindle Unlimited¥0(2024/12/10現在)
本の目次
アマゾンより
第1章 他人の〝成功体験〞はわが子にも活かせるのか?
– データは個人の経験に勝る
第2章 子どもを〝ご褒美〞で釣ってはいけないのか?
– 科学的根拠に基づく子育て
第3章 〝勉強〞は本当にそんなに大切なのか?
– 人生の成功に重要な非認知能力
第4章 〝少人数学級〞には効果があるのか?
– エビデンスなき日本の教育政策
第5章 〝いい先生〞とはどんな先生なのか?
– 日本の教育に欠けている教員の「質」という概念
この本を読んでわかること
- 子どもをご褒美で釣ってはいけないのか?
- ご褒美は子どもの「勉強する楽しさ」を失わせてしまうのか?
- 子どもは褒めて育てるべきなのか?
- テレビやゲームは子どもに悪影響を与えるのか?
- 友達が与える影響はあるのか?
- 教育にはいつ投資すべきか?
などの疑問についての答えが書かれています。
ゆるりピックアップ
私は未就学児の娘がいるのでとくに「教育にはいつ投資すべきか?」が気になりました。
子どもの教育についていつ時間とお金をかけるのが子どもの将来の収入に直結(収入高)になるか?
答えは、子供が小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)
これはお勉強の教育だけに力を注ぐべきとは言われてなく、しつけなどの人格形成体力や健康などの投資も含まれ、非認知能力が学歴、収入、雇用等の面で長期的な影響をもたらすとされています。
確かに社会で生きていくためには学力のほかに他人との関わり方や自分に自信を持つ力、時には我慢する力も必要だよね。
非認知能力とは以下の能力のこと。
学術的な呼称 | 一般的な呼称 |
---|---|
自己認識 | 自分に対する自信がある、やり抜く力 |
意欲 | やる気がある、意欲的である |
忍耐力 | 忍耐強い、粘り強い、根気がある、気概がある |
自制心 | 意思力が強い、精神力が強い、自制心がある |
メタ認知ストラテジー | 理解度を把握する、自分の状況を把握する |
社会的適正 | リダーリップがある、社会性がある |
回復力と対処能力 | すぐに立ち直る、うまく対応する |
創造性 | 創造性に富む、工夫する |
性格的な特性 | 神経質、外交的、好奇心が強い、協調性がある、 |
子育てについて「どういう方針が良いのか」を考える時の参考になるね
ゆるり感想
非認知能力と聞くと、大谷翔平選手を思い浮かべてしまいます。彼をテレビなどでしか見たことはないですが「自己肯定感」「やりきる力」「セルフコントロール力」「対人関係力」などが備わっているのはいうまでもないですよね。
大谷選手が曼荼羅シートで目標設定をしていたことは有名ですが、自ら目標を掲げ、コツコツと達成してやり抜いてく。これはただぼーっと、与えられたものだけこなす生活を送っていては身につかないですよね。。。
「年齢ごとの非認知能力を育てるにはどうしたら良いか。」についてもう少し、調べてみたいとおもいました。
まとめ
本は、データをもとに子育てについての疑問に答える形で読み進められるのでとても読みやすかったです。著者の中室牧子さんの新刊も出るとのことだったのでまた感想載せようとおもいます。
コメント